MA導入前の準備 その7 「MAチーム体制」
マーケティング・オートメーション導入によるビジネス効果を出すにはチーム体制作りが重要となります。前回のブログでは、マーケティング・オートメーション導入の失敗ケースの理由の1つに「体制作りが出来なかったため」が上がっています。
さらに、マーケティング・オートメーション導入のメリットの1つは、よりシンプル化されたチーム体制でコミュニケーション施策を実行/管理できるところにあります。そのメリットを最大限に生かすためにも社内のマーケティング・オートメーション・チーム体制については、全社的施策と捉えることが望ましいでしょう。
下記は、理想的なマーケティング・オートメーション・チーム体制になります。
【1.マーケティング・オートメーション管理責任者】
その名の通り、マーケティング・オートメーション・チームのリーダーです。一般的には、マーケティング部門長がこのポジションに適しています。
もし、マーケティング部門長が不在の企業の場合、企業の代表もしくは取締役の社員が適していると考えます。ここで重要なことは、マーケティング・オートメーションをITソリューション(=IT部門/総務部門)として扱わず、マーケティング=企業全体の活動の一環として扱うことです。
【2.CRM管理者(IT)】
こちらは、顧客データベースの管理者をイメージしている管理者になります。一般的には顧客情報管理部門の担当者が適している役割になります。参考までに、マーケティング・オートメーション導入により、データ抽出作業が減ることにより、この部門の作業量は著しく削減されと言われています。また、マーケティング部門にとってもデータ抽出が飛躍的に短時間で簡単に出来ることになり、キャンペーン・プランニングに自由度が増えたり、業務が効率化される効果もあります。
【3.コンテンツ・マネージャー】
この担当者の役割は、コンテンツ、サイトページ/フォーム作成、Email制作/配信を管理します。マーケティング・オートメーション導入後は、この担当者の重要度が増すことになるため、任命には細心の注意が必要です。ポイントは、IT寄りの人材ではなく、マーケティング・サイドのスキルセットが必要なポジションであることです。
【4.リード・ナーチャー・マネージャー(リード・マネージメント管理者)】
あまり馴染みのある役職ではありませんが、マーケティング・オートメーション導入後には重要な役割を担います。リード・ナーチャーという育成シナリオをコミュニケーション・レベルにブレイクダウンし、MAツールで実行/管理をする役割を担います。全社的に多くのナーチャリング・プログラムが実行される場合、この管理者は全てのプログラムを管理し、整理することが求められます。
さらに、この担当者はリードの管理業務を担います。プログラム実行により獲得したリードが、マーケティング部門から営業部門へパスされ、それが問題無くフォローされているかをモニターし、もし問題があれば対応する役割を担います。
前回ブログで紹介した失敗事例に上がっていた、「マーケティング部門と営業部門の課題」を解決すべく橋渡的な役になります。
【4.アナリスト】
コミュニケーション施策の結果検証を行い改善策を考案する担当者になります。多くのMAツールには、レポート作成機能が備わっているので分析ツールは不要になるため、一般的にマーケター職の人材でも結果分析が可能になります。
以上が、マーケティング・オートメーション・チーム体制のキーとなる役職になります。